真菌が原因で感染してしまう性病の症状や治療法を中心に抗真菌薬について解説しているサイトです。「カンジダ症」や「水虫」という言葉に覚えのある方、当サイトでその治療薬である抗真菌薬について詳しくなっていってください。

抗真菌薬の情報配信局の5月記事一覧

真菌が体に繁殖するのを抑制する抗真菌薬

「真菌」とは、いわゆるカビの事で、人間や犬・猫のような動物の体に存在しています。ただ存在しているだけでは、体に悪影響を及ぼしません。しかし、免疫力の低下や真菌にとって好環境である等の要因が重なると、繁殖を始め、皮膚病等の症状が現れます。このような病気の事を「真菌症」と呼びます。代表的な病気は、カンジダや水虫、癜風です。
真菌症は、初めの内は肌の表面で発生していますが、症状が悪化すれば皮下組織の奥の方まで感染が広がったり、免疫力が極端に落ちていれば内臓にまで影響を及ぼしたり、という危険性があります。また、真菌は他の人へも感染を広げる可能性もあります。そのため、症状に気づいたら素早く治療を開始するようにしましょう。
真菌症の治療に使われるのは、抗真菌薬です。抗真菌薬には、真菌の繁殖を抑える効果があります。抗真菌薬には様々な種類や形状があり、症状や部位によって使い分けます。
最初に処方される事が多いのが、外用薬です。症状が肌の表面のみに留まっている場合は、薬を塗るだけで効果があります。スプレー状、クリーム状等があります。
繁殖が皮膚表面に留まらず、皮下組織や爪内部といった、外用薬では届かない場所にまで広がってしまっている場合には、内服薬を使用します。他の薬と同時に服用すると副作用を起こす可能性もあるので、医師への相談が必要です。
症状に合わせて薬を使い分ければ、症状を改善する事ができます。ただし、治ったように見えていても、実際には体に菌が残っているという場合があります。逆に、あまり効果が実感できないと感じられる場合もあります。抗真菌薬を使う場合は、自己判断で薬を止めず、医師と相談するようにしましょう。

抗真菌薬で治療~カンジダ症の症状とは

カンジダ症は、数種類のカンジダ属の真菌が起こす感染症です。最もよくみられるのは、口、膣、皮膚表面の感染症です。
口腔カンジダ症の症状は、白い苔状のものが出来る偽膜性と、粘膜が赤くなる萎縮性があります。萎縮性は、飲食の際に舌がヒリヒリします。また、口角が切れたり、苦み・違和感を感じるなどの症状が現れることもあります。抗アレルギー薬や抗がん薬、ステロイド薬の投与、義歯の清掃不足、唾液の分泌低下などが原因になります。治療は、抗真菌薬のうがい薬、塗り薬、内服薬が効果的です。
皮膚のカンジダ症の症状は、境界が不鮮明な紅斑が特徴で、小さい膿疱が皮疹の縁にできることもあります。妊婦、肥満、寝たきり、糖尿病の血糖コントロール不良などの場合に、かかりやすくなります。治療の基本は、抗真菌薬の外用です。
膣カンジダ症の症状は、外陰部の非常に強いかゆみ、ずきずきする痛みとカッテージチーズのようなおりものです。膣内は、通常は酸性に保たれて菌の増殖がしにくい環境ですが、自浄作用が働かなくなるとさまざまな膣炎が発症します。糖尿病、妊娠、抗生物質の使用、ステロイド薬や免疫抑制薬の大量投与、また疲労などで免疫力が低下した場合にもカンジダ菌が増殖します。
治療は、症状がある場合に行います。抗真菌薬を配合した膣錠と軟膏などの外用薬が処方されます。難治性の場合には、経口薬を処方します。受診は、産婦人科になります。妊娠中の場合には、子宮内感染や産道感染を予防するために、妊娠13週以降から治療を行います。女性の75%以上が生涯に1度は経験していると言われていますので、症状に気づいたら、我慢せずに受診するようにしましょう。パートナーに感染している可能性があるため、パートナーにもかゆみや赤味などの症状が出たら、診療を受けましょう。